あの日の朝、ぼんやりと目覚めていつものように、

  服を着替えてズボンのベルトを締めてる時でした。

  突然ガガガガガガッーと部屋の中全体が揺れて、

  地震というものを初めて経験をしました。

  恐怖よりも驚きのほうが勝りました。

  その後、アルバイトに行き、昼過ぎのニュースで、

  神戸が大変なことになってることを知りました。

  その時点で死者170人くらいと報道されていました。

  その日の夕方には死者が3000人以上と出て、

  ただただ驚くばかりでした。

  私が18歳の時に経験した阪神淡路大震災から、

  昨日で27年という月日が経ちました。

  18歳だった私も45歳になりました。

  忘れてはいけない・・・。忘れられない・・・。

  忘れたいけど忘れられない・・・。

  きっと様々な思いを胸に過ごす1日だったと思います。

  そして先週末は改めて災害の怖さを思い知らされました。

  南太平洋・トンガ沖で起きた海底火山の大規模噴火で、

  日本の太平洋沿岸にも津波が到達しました。

  今も予断を許さない緊張感は続いています。

  11年前の3月11日に発生した東日本大震災を

  思い出したのは言うまでもありません。

  改めて日本は災害の多い国だと痛感しました。

  南海トラフ地震や首都直下地震が迫るとされる一方で、

  阪神淡路大震災を知らない世代は増えてきてます。

  だからこそ知る人は伝える気概を、若者は知る意欲を、

  備えの第一は知識と知恵を持つことだと思います。

  私も今ある命を慈しみ、日々を大切に過ごしながら、

  災害は正しく恐れるように家族に言い聞かせています。


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  災害は正しく恐れることが重要。