大学受験の不正といえば、カンニングや替え玉受験など、

  様々な事例がこれまで報告されてきました。

  マスクを正しく着用していないことを理由とした失格なんて

  まさに前代未聞だと思います。

  今回が初めてとなる大学入学共通テストで、

  受験生の不正行為が認定されたのは、東京都内の会場でした。 

  その受験生は当日朝の試験開始からマスクから鼻を出していました。

  試験監督者が6回注意をしたにも関わらずに従わなかったため、

  全科目を無効にしたそうですが、

  この失格が適切な措置だったかはわかりません。

  最初は釈然としない思いでいましたが、

  その後事情が少しずつ明らかになってきました。

  受験生は不正を告げられると、トイレに閉じこもり、

  警察官が出動する騒ぎになったそうです。

  新型コロナウイルスの感染拡大に伴うマスクのトラブルといえば、

  当初は未着用の人に批判が集中していました。

  ところが11月には都内で鼻出しマスクをめぐって乗客同士が口論となり、

  催眠スプレー噴射されるトラブルまで起こっています。

  最近では不織布マスクと布、ウレタン素材マスクの、

  フィルター性能の違いにまで神経をとがらせる動きまで出てきました。

  私自身、マスクが嫌いで顔を圧迫するだけの存在でしか思えないのですが、

  さすがの私も外出時はマスクを着用するようになりました。

  電車の中や商業施設に行く時はマスクなしでは、

  絶対に行くことができません。

  今後もマスクトラブルに巻き込まれないようにするためにも、

  しっかりマスクは着用しようと思っています。

  ただ気になるのは、受験生は一体なぜ、勉強の成果をフイにしてまで、

  試験監督の指示を無視し続けたのか、今も全く理解はできません・・・。



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  その人の前に出るとごまかせない。

  そういう人に出会うと成長できる。